Amazon Echoとは、言わずと知れたAIアシスタントの「アレクサ-Alexa-」が搭載された製品のことです。製品名にあるとおり、Amazonによって開発されました。
「自宅のスマートホーム化をしたいから、Amazon Echoが欲しい。でもどれがいいんだ?」
そんな悩みを持っている方が多いのではないかと思います。
この記事では、数あるAmazon Echoシリーズ商品の中から、どんな人にどの製品がおすすめなのかを解説しています。
Amazon Echo 全種紹介
Amazon Echoは主に、ディスプレイの有無で、「Echo」シリーズ、「Echo Show」シリーズの2種に分けることができます。「Echo」シリーズにはディスプレイは無く、「Echo Show」シリーズにはディスプレイがあります。
この2種の他に、一定の機能に特化した機種もあるので、3グループに分けて紹介していきます。
Echoシリーズ | Echo Showシリーズ | 機能特化 |
---|---|---|
Echo Dot Echo Dot with clock Echo Pop Echo Studio | EchoEcho Dot Echo Dot with clock Echo Pop Echo Studio | EchoEcho Hub Echo Auto Echo Buds |
Amazon Echo シリーズ
「Echo」(第4世代 、11,980円)
- Dolby Audio対応、ウーファー搭載でパワフルな音質
- スマートホームハブ機能搭載
- 温度センサー、超音波を使ったモーション検知搭載
「Echo Dot」(第5世代、7,480円)、「Echo Dot with clock」(第5世代、8,480円)
「Echo Dot」
「Echo Dot with clock」
- 「Echo」よりコンパクトで配置が楽
- 「Echo Dot with clock」では、時間や天気がLEDでデジタル表示される
「Echo Pop」(第1世代、5,980円)
- 「Echo Dot」「Echo Dot with clock」を半分にしたデザインでよりコンパクト&安価
「Echo Studio」(第1世代、29,980円)
- 「Echo」シリーズで最も高音(Dolby Atmos、360 Reality Audioに対応)
- スマートホームハブ機能搭載
Amazon Echo Show シリーズ
「Echo Show 5」(第3世代、12,980円)
- 「Echo Show」で最小サイズ
- 5.5インチ・960×480ドット表示対応タッチパネルディスプレイ
「Echo Show 8」(第2世代、14,980円)
- 8インチ・1280×800ドット表示対応タッチパネルディスプレイ
「Echo Show 10」(第3世代、29,980円)
- 10.1インチ・1280×800ドット表示対応タッチパネルディスプレイ
- 「Echo Show」唯一のモーション機能搭載モデル
「Echo Show 15」(第1世代、29,980円)
- 「Echo Show」最大の15.6インチ・フルHDディスプレイ
- 「Echo Show」で唯一、「Fire TV」機能搭載
- 縦横の向きを変更可能
- 壁掛け前提商品である点に注意
機能特化シリーズ
「Echo Hub」(第1世代、25,980円)
- スマートホーム製品の集中管理が簡単になる
- 画面配置がわかりやすく、直感的操作が可能
- 壁掛け前提商品である点に注意
「Echo Auto」(第2世代、7,980円)
- 車載専用のデバイス
- アレクサの音声操作は「Echo」シリーズと同様に可能
- 通信にスマートフォンの通信を使用するので注意
「Echo Buds」(第2世代、ワイヤレス充電非対応12,980円、ワイヤレス充電対応14,980円)
- 完全ワイヤレスイヤホン型のデバイス
- Amazon独自開発のノイズキャンセリング機能搭載
- アレクサの音声操作は「Echo」シリーズと同様に可能
ええ!こんなにあるの?
どれ買うか迷うね…
そうだな、数が多いのも考えものだが、それぞれに良さがあるんだ。
これまでは全ての機種とその機種の利点を簡単に説明してきたが、ここからは比較だ!
Amazon Echo 徹底比較! おすすめは?
「Echoシリーズ」と、「Echo Showシリーズ」では、ディスプレイの有無という明白で大きな違いがあります。よって今回は前提として、両者を分けた比較となっています。ディスプレイ不要な場合は「Echoシリーズ」の比較を、必要な場合は「Echo Showシリーズ」の比較をご覧下さい。
また、特化機能シリーズは比較ではなく、メリットとデメリットを加味して、どんな人におすすめなのかを解説していきます。
それじゃあ、いってみよ〜!
【Echoシリーズ】比較 おすすめは?
商品 | 価格 | サイズ | 重量 | 家電の 音声操作 | 音楽再生 | モーション 検知 | 温度センサー | ハブ機能 | 通話 | Dolby Audio対応 | Ultra HD・ 空間オーディオ対応 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Echo (第4世代) | 11,980円 | 144 × 144 × 133 mm | 940g | 音声 | |||||||
Echo Dot (第5世代) | 7,480円 | 100 × 100 × 89 mm | 304g | 音声 | |||||||
Echo Dot with clock (第5世代) | 8,480円 | 100 × 100 × 89 mm | 304g | 音声 | |||||||
Echo Pop (第1世代) | 5,980円 | 99 × 83 × 91 mm | 196g | 音声 | |||||||
Echo Studio (第1世代) | 29,980円 | 206 × 175 × 175 mm | 3.5kg | 音声 |
思ったより違いがあるんだね。
そうだよ。それぞれに良さがあるんだ。
「誰でも絶対にこれ」というのは残念ながら無いから、
・スマートホーム初心者
・Echoに求めるのは音楽
・とにかく便利にしたい方
の3グループを想定して、おすすめを選びたいと思うぞ。
スマートホーム初心者
スマートホーム化が初めての方は、まず自分の生活にアレクサが溶け込むかどうかが重要です。
ですので、ハイスペックモデルよりも、最低限の機種を選ぶべきだと考えます。よっておすすめは、「Echo Dot」です。アレクサの音声操作はもちろん、意外と役に立つのが「温度センサー」。お子さんのいる家庭や、ペットのいる家庭では、「室温が高くなったら自動でエアコンをつける」といった便利な使い方ができる点が魅力です。
また、「Echo Dot」を初心者におすすめする理由として、コンパクトさがあります。ハイスペック機種は1.5倍ほど大きく、設置場所を考える必要があるのです。その点、「Echo Dot」はかなり小スペースで設置可能。試しに使ってみるのには十分すぎるほどのパフォーマンスです。
Echoに求めるのは音楽
Amazon Echoに「音楽を気軽に聴くこと」などの「音」に関したことを求めている場合は「Echo Studio」をおすすめします。まず音質が他Echoに比べて格段に良いです。2台組み合わせて利用するステレオペアに対応しており、ホームシアター設定でDolby Atmos再生を楽しむことができます。1台でも素晴らしい音質ですが、2台で真価を発揮する製品と言っても良いでしょう。
ちなみにステレオペア機能は他のAmazon Echoシリーズの機種でも設定可能です。
とにかく便利にしたい方
とにかく便利に生活したい方には「Echo」がおすすめです。「Echo」では「Amazon Echoシリーズ」のほとんど全ての機能に対応している網羅性の高さに加え、下位モデルにはない「Dolby Audio対応」、さらには「スマートホームハブ機能」まであります。
スマートホームハブ機能とは、Wi-Fi接続された異なるスマートホーム規格に対応したスマートホーム製品を「Echo」をコントロールハブにして操作することができる機能です。この機能も大変優秀なのですが、少し難しいと思いますので、別記事で解説したいと思います。
- スマートホーム初心者 → 「Echo Dot(第5世代)」
- Echoに求めるのは音楽 → 「Echo Studio(第1世代)」
- とにかく便利にしたい方 → 「Echo(第4世代)」
【Echo Showシリーズ】比較 おすすめは?
商品 | 価格 | サイズ (幅×高さ×奥行) | 重量 | 家電の 音声操作 | 音楽再生 | Fire TV機能 | 通話 | ディスプレイ | モーション機能 | 壁掛け |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Echo Show 5 (第3世代) | 12,980円 | 147 × 82 × 91 mm | 456g | 音声 ビデオ | 5.5インチ 解像度960 x 480 | |||||
Echo Show 8 (第2世代) | 14,980円 | 200 × 13 × 99 mm | 1037g | 音声 ビデオ | 8インチ 解像度1280 x 800 | |||||
Echo Show 10 (第3世代) | 29,980円 | 251 × 230 × 172 mm | 2560g | 音声 ビデオ | 10インチ 解像度1280 x 800 | |||||
Echo Show 15 (第1世代) | 29,980円 | 402 × 252 × 35 mm | 2.2kg | 音声 ビデオ | 15.6インチ 解像度1920 x 1080 |
基本的な違いは画面の大きさかな?
そうとも言えるな、でもちゃんと違いはあるぞ。
・スマートホーム初心者
・外出中の見守りカメラとして使いたい方
・Echo Show上でFireTVを利用したい方
この3グループを想定しておすすめを選んでいくぞ。
スマートホーム初心者
「Echo Show 5」がおすすめです。これは「Echo Show 8」と悩みますが、動画視聴を積極的にするかどうかで決めるのがいいです。「Echo Show 5」はコンパクトなため、動画が見にくいと言われればそう感じます。しかし個人的に支障はあまり感じませんでした。反対に、デスク横にちょこっと置いておくにはいい感じのサイズ感で、特に画面サイズにこだわりがないのであれば「Echo Show 5」から始めるのはいかがでしょうか。
外出中の見守りカメラとして使いたい方
「Echo Show 10」がおすすめです。最大の特徴として、「ディスプレイが回転する」という機能があります。この機能は、家の中のどこからでもディスプレイを見ることができるという利点に加え、外出中に回転させて家の中を見渡すという見守りカメラとしての役割も果たせるのです。
お子さんやペットのいる家庭では良いパフォーマンスを発揮できると思います。
「Echo Show 10」はディスプレイが回転するので設置場所を広くとておく必要があることに注意しよう!
Echo Show上でFireTVを利用したい方
「Echo Show 15」がおすすめです。「Echo Showシリーズ」で唯一、「Fire TV」の機能を搭載しています。おすすめというよりも、「FireTV」機能を使用できるのはこれだけなのです。「Amazonプライム・ビデオ」「YouTube」「Netflix」「hulu」「Abema」「TVer」などといった「Fire TV」で視聴できるさまざまな動画サービスをしっかり楽しむことができます。リモコンをペアリングすれば、リモコンでの操作もできます。
- スマートホーム初心者 → 「Echo Show 5(第3世代)」
- 外出中の見守りカメラとして使いたい方 → 「Echo Show 10(第3世代)」
- Echo Show上でFireTVを利用したい方 → 「Echo Show 15(第1世代)」
【機能特化製品】どんな人におすすめ?
「Echo Hub」(第1世代、25,980円)
スマートホーム家電が多い人におすすめ
家中にエアコン、照明、カメラなどスマートホーム家電が多くある方には、「Echo Hub」がおすすめです。
この端末で家中のスマートホーム家電を集中管理することができます。例えば就寝前、鍵をかけ忘れたドアがないか、エアコンをつけたままの部屋はないか、そういった不安をパッと確認できるのは魅力的です。
画面のデザインもわかりやすく、直感的な操作のしやすい仕様になっているので安心して使うこともできます。
しかし、壁掛けで使用することが前提となっている点に注意が必要です。
- スマートホーム製品の集中管理ができる
- 画面配置がわかりやすく、直感的操作が可能
- 壁掛け前提商品である点に注意
「Echo Auto」(第2世代、7,980円)
車でアレクサを使用したい人におすすめ
車の中をより快適にしたい方には「Echo Auto」がおすすめです。Alexaでの音楽再生や、kindle書籍の自動読み上げ機能等、他のEchoシリーズ同様に行えます。スマートフォンとBluetoothで接続して使用します。
しかし、スマートフォンのネットワークを介して接続されるため、データ使用量に気をつけなればならないという注意点があります。
「Echo Buds」(第2世代、ワイヤレス充電対応14,980円)
アレクサを携帯したい人におすすめ
他とは異質な製品ですが、このイヤホンもアレクサを使用することができます。常にアレクサを携帯していたい方にはおすすめです。他社でもアレクサを使用できるイヤホンは販売されていますし、ノイズキャンセリングなどの点で劣る点もありますが、Amazon純正のイヤホンでのアレクサ使用をしたい方は検討してみるといいでしょう。
ちなみにワイヤレス充電非対応モデルは12,980円です。
- 完全ワイヤレスイヤホン型のデバイス
- Amazon独自開発のノイズキャンセリング機能搭載
- アレクサの音声操作は「Echo」シリーズと同様に可能
- アレクサを使用できるイヤホンは他社でもある点に注意
まとめ
Amazon Echoの13モデルについて解説してきました。おすすめの機種を紹介してきましたが、それぞれに良さがあり、なかなか選べないのも事実。それでもこの記事が皆さんの参考になれたら幸いです。スマートホーム化して生活の質をあげていきましょう。
- スマートホーム初心者 → 「Echo Dot(第5世代)」
- Echoに求めるのは音楽 → 「Echo Studio(第1世代)」
- とにかく便利にしたい方 → 「Echo(第4世代)」
- スマートホーム初心者 → 「Echo Show 5(第3世代)」
- 外出中の見守りカメラとして使いたい方 → 「Echo Show 10(第3世代)」
- Echo Show上でFireTVを利用したい方 → 「Echo Show 15(第1世代)」
- 「Echo Hub」(第1世代)」 → スマートホーム家電が多い人におすすめ
- 「Echo Auto」(第2世代)」 → 車でアレクサを使用したい人におすすめ
- 「Echo Buds(第2世代)」 → アレクサを携帯したい人におすすめ
スマートホーム化は初めての人は最低限から始めてみるのが良さそうだね。
リビングに「Echo Show 5」
寝室に「Echo Dot」
これだけで生活が変わるから試してみるといいぞ!
1つ注意なのは、どんな家電でも操作できるわけではないってことだ
え、うちの電気ただの電球なんだけど…もしかしてだめ?
だめだ!
ライトを変える、電球を変える、電気のスイッチに工夫するなど、やり方はいろいろあるが、スマートホームに対応させることが必要だ!
…やり方教えて。
仕方あるまい。
どんな家電が必要なのか、接続の仕方などもまとめた記事も書くよ!
というわけで今回は以上!
読んでいただきありがとうございました!
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